ダシ昆布を購入する際には「天然表示」がされているダシ昆布をお薦め。
昆布は水に3時間程つけて置くだけで非常にいいダシが出ます。
しかし、昆布であればなんでも良いダシが出るわけではありません。品質の悪いもの、養殖昆布、ダシを採るに適さないものと様々で、おいしいダシが取れないのは適切な昆布を使っていない場合がほとんどです。
養殖昆布は天然の真昆布と比べると歴然とした差がありますので、ダシ昆布を購入する際には「天然表示」がされているダシ昆布をお薦めします。
昆布の主な種類
昆布にも色々な種類があり、用途も違います。 昆布を購入される際、少し気を付けるだけでお料理の仕上がりが格段に違ってまいりますので、一度じっくり眺めてみてはいかがでしょう?
道南産白口浜真昆布
いわゆる『真昆布(まこんぶ)』。
昆布の王様といわれ、澄んだ良質のダシ汁、味わいの上品な最高級の昆布です。
肉厚なため、だしを採った後醤油・味醂で煮れば美味しい塩昆布に仕上がります。(養殖物有り)
利尻昆布
いわゆる『利尻昆布(りじりこんぶ)』。
利尻昆布は真昆布に次ぐ高級品です。
うま味はやや薄いですが塩味がかかって美味しいダシが採れます。京都では最も人気が高く『利尻でなければならない』と言う人もいる程ですが、繊維が固い為塩昆布を煮るには向いていません。(養殖物有り)
羅臼昆布
いわゆる『羅臼昆布(らうすこんぶ)』。
利尻系の昆布で非常に濃いダシが出るため近年人気の高い昆布ですが、ダシが濁る(色が付く)のが難点です。
また、あまりにダシが濃いので高級料理には敬遠されます。(養殖物有り)
日高昆布
いわゆる『日高昆布(ひだかこんぶ)』。
三石昆布、早煮え昆布と呼ばれとも呼ばれます。
早く煮えて柔らかいため、昆布巻、煮昆布、おでん等に適していますが、残念ながらダシの出はあまり良くありません。